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気付けば2月。
そろそろ甘ーいチョコレートの季節ですね。


クラスの男子が
「もうすぐバレンタインだからテンション上げようと思って
待ちウタをパフュームのチョコレートディスコにした」 とか言ってた。笑


ってことで、久しぶりにmisaちゃん小説第3弾(?)開催します。
実はこのお話は去年のバレンタインに書いた物なの。
公開しようと思ってたんだけど、なんかタイミング逃しちゃって・・。
結局、1年越しの発表です。笑



あたしは今年も友チョコだけで終わるなー。
義理とか本命とかの前に渡す相手がいねー。←

普通の女子高生だったら「○○くん、チョコもらってくれるかな?」とか
「彼氏に渡してくるんだ!」とか言ってこの時期一番盛り上がるのにね・・。( ̄▽ ̄;)


まぁ、バレンタインに頑張る女の子をあたしは応援しますよ!笑
女の子は強くなれるからねー。


って、これって誰に言ってるんだろう。
一番頑張んなきゃいけないのはあたしなのに・・。←


といことで、1年越しの発表になりましたがどうぞ楽しんでください。
感想なんかもいただけると嬉しいです。


では、続きからどうぞー。






冬恋 ちょこれーとめもりー    








今日は2月14日。



あたしはなんだか帰る気分にもなれず、一人誰もいない教室にいる。

そこにはかすかに甘いお菓子の匂いがする気がした。



まだ寒い2月。
昨日までは春に近づいているような天気だったのに、今日は雪がちらついて寒い。

そういえば、去年のバレンタインも雪だったことを思い出した。





そう。
あたしのバレンタインデーはいつも友チョコばっかり。
男子にチョコレートあげたのなんて中3くらいまでだったかな。


でも、その中には、必ずあいつにあげる1個が入っていた。




あいつってゆーのは、小さい頃からの幼馴染の和也。

家が隣で、親も仲が良かったから、あたしが物心ついたときからいつも隣には和也がいた。

だからあたしも当たり前みたいに和也にあげてた。

義理チョコってゆーか、あまり物ってゆーか・・。笑

お父さんとかお兄ちゃんにあげるような感覚だった。


こんなこと言ったら和也は怒るのかな。笑




でも、今年のチョコは義理でもただのあまり物でもない。






「はぁ・・。」


あたしは誰もいない教室で静かにため息をつく。

友チョコをみんなに配り終わって、空になたカバンに一つ、和也のために作ったチョコが、
放課後になった今でも残ってる。


「家に帰っても渡せるし・・。」


そう思ったけど、なんだか勇気が出ないのはこれが義理チョコじゃないからかな?





なんで今なんだろう。

ずっと一緒にいたはずだったのに、なんで今更自分の気持ちに気付いてしまったんだろう。

でもそれは、今まではあまりにあたし達は近すぎて見えなかったのかもしれない。

和也はいつも優しかった。

今までのあたしはその優しさを当たり前に感じてたのかもしれない。

でもね、今はその和也の優しさが大好きなの。好きになってしまったの。



昔は、華奢で、薄かった背中。

二人で歩いてると「姉妹?」なんて近所のおばちゃんにからかわれたっけ。笑

身長もあっというまに追い越されてて、いつのまにか“オトコノコ”になってた。




教室の窓から、雪がちらつく外を見ると、外はとても寒そうだった。




すると、友達と笑いながら校門へ向かう和也の姿が見えた。



あたしはしばらく和也の姿を見ていると、和也はなんだか友達に謝っているらしかった。

そして、心なしかあせっているような・・?

「忘れ物でもしたのかな?」

あたしは不思議に思い、また和也の行動に目をやる。



すると、和也が教室を見上げるようにした。

その瞬間、あたしは和也と目が合った。



かと思ったら、今度は校舎に向かって走り出す和也・・。







「はぁ・・っっ・・はぁ・・」



しばらくして教室のドアが勢いよくい開いた。

あたしは驚いてドアの方を見ると、そこに立っていたのは息を切らしている和也だった。



「速っっ(笑)」

あたしは思わず笑ってしまう。


「野球部なめんなよ(笑)」

「エースだもんね」


そう言ったけど、あたしは笑うことしか出来なかった。

沈黙が訪れるのがいやだったから。



和也はだんだん息も落ち着いてきて、先にしゃべりだしたのは和也だった。


「今年はお前からチョコもらえないのかと思ったし・・」


えっっ!?
もしかして和也、チョコもらうために戻ってきたの・・?


「今年はお前からのチョコ・・・無いの・・?」


「どうせ・・今年もいっぱいもらってるくせに・・」


あぁ。かわいくない。素直に渡せばいいのに。


「もらうはずねーじゃん」

「えっっ!?」


かっこよくてモテる和也は、毎年たくさんのチョコをもらってくる。
食べきれないからおまえにやるよなんて言っていつもあたしにくれてたじゃん。


「・・・。本当は何個か渡されたけど、断った。
お前からの一つだけでいいやって。」


和也は少し照れたように話す。



「マジで俺にくれないの?じゃぁ、これ、誰のためのチョコ?」

和也はあたしのカバンの中に入っていたチョコを見つけた。



「あーーー!!和也!!ちょっと!!」

あたしが必死に止めようとするにも関わらず、和也はきれいにラッピングされたリボンを解き始めた。


「・・・・・・・。」

リボンを解く和也の手が止まる。

あたしが中に入れていたカードに気付いたのだ。


「・・・・・////。見た・・・?」


和也がゆっくりとあたしの方を振り返る。

ゆっくりとした沈黙が続く。



「美羽・・?1回しか言わないから良く聞いて・・?」



和也はいつにも増して真面目な声で言った。

こんな時にも関わらずその大好きな声に、あたしの心はキュンとなる。
あなたのその真面目な顔がかっこよく思えてしまう。



「好きだよ・・・」




その瞬間、あたしの目から涙がこぼれた。





「・・・・・あた・・し・・も・・///」



その言葉が出てくるまでにずいぶんと時間がたった。


あたしの言葉を待っていたように、和也はそっと抱きしめてくれた。
そして、あたしたちは初めて唇を重ねた。




しばらくして唇を離と「チョコ、食べていい?」と和也が優しい笑顔で聞いてきた。

「うん!!和也のために作ったんだもん。」

「ありがとう」

和也はトリュフを一粒口に入れた。

「どう??おいしい??」

あたしは和也の感想が聞きたくて答えを急かしてしまう。


「ん゛っっ!!まじうめぇーー!!」

そう言って、唇についたチョコをなめる和也がかわいい(笑)


「あっ!!お前も食べる?」

そう言うとなぜか和也は自分の口の中にチョコを入れる。

「・・??」

あたしが戸惑っていると、和也はそのままキスをする。



「大好き」

和也がそういって抱きしめる力を強くする。



2回目のキスは甘ーい甘いチョコレートの味でした。



END.
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